「ーーーーっ!☆」
元気な声で駆け寄ってくる正臣。
正直うざいと思ってしまったのはまだ眠いせいだ…多分。
「…。」
「おはよーん!」
「…………………おはよう…」
「なんだぁ?元気ないじゃんかよ、」
一緒に並んで歩きながらの顔を覗き込む。
「…眠い」
「おいおい。このモテモテ紀田正臣さんが隣にいるってゆーのによー。嬉しすぎてそこは俺に抱きつくところじゃね?」
キリッとした顔で さぁ来い と手を広げられる。
「…」
「…無視かよー…、流石の俺も泣くぜ、っわ?!」
しょぼんと肩を落としていた正臣の背中に、ぼふー!っとおんぶのような感じで乗っかってきた。
「わー、正臣かっこいー(棒読み」
「棒読みじゃんかよ!」
「このまま連れてってー。眠い」
ぎゅううー。と後ろから抱きついて離さない。
「んー…、あ、じゃあ連れてってやるかわりにお礼ちょーだい?」
ちゅっ。
正臣は、の口にキスした。
「なっ…!?」
「ごちそーさんっ。」
驚くを、正臣は下から覗き込んでニヤリン☆と笑った。
おはやっほぅ?
おまけww
「おらおらーっ!ww」
「…ちょっと正臣。困る。やめてよやめ、」
「じゃあおんぶにするか?」
「…連れてってとは言ったけどこんなのは、やだ」
「照れてるのかー?!☆」
「はぁ…。」
たまに君が分からないよ、正臣。
*110812
→自販機の間の標識、の桐原さんから頂きました!
可愛い紀田君に私が照れた。ありがとうございました!